連休が始まる前日に、腰が砕けるような感じを久しぶりに味わった。
本当に奇跡的に事なきを得た。
事の始まりは、東京駅からの自宅への電話だった。
いつものように、3歳の息子が電話に出たので、もうすぐ電車に乗ることを告げ、父か母がいるかを訪ねた。
息子からは、「爺はいないよ」との返答があったので、仮面ライダーの人形を買ったので楽しみにしていてくれと言った所で息子からの反応が無くなった。
父でも呼びに行っているだと思い、しばらく呼びかけた後電話を切った。
連日の仕事の疲れもあって、電車では完全に熟睡していた。
最寄りの駅に着くと、母と妻の携帯からのものすごい数の着信履歴とメールが届いていた。
瞬時に目が覚め、どっと汗が出てきた。とてもいやな予感だ。
伝言メモを聞くと、震えたような母親の声、息子が行方不明になってしまった。
そして、その後に妻からの伝言、警察に保護された。
何が何だか解らずに、自宅へ電話を入れた。
電話に出た父の後ろでは、息子の泣き声。
心配ではあるが、少しほっとした。
とにかく、その場は一旦電話を切り自宅へ自転車をとばした。
帰宅すると、そこには元気な息子の姿があった。
とにかく、抱き上げて抱きしめずにはいられなかった。
よかった。安堵感に包まれた。
話を総合してみるとこんな事だったようだ。
息子と父が家に居た。
母からの電話で、父が駅まで来るまで迎えに行く事となった。
いつもなら、息子と一緒に行くのだが、好きなテレビをやっていたので息子を追いて父が出かけた。
そこに、私が電話をした。
父が、駅に向かったことを知っている息子はそのまま電話も切らずに家を出てしまった。
約1.5kmほどある駅に向かって息子は一人歩いていった。
暗がりの中ほとんど明かりもない道なのでよく車にひかれなかった思う。
父と母が駅から帰ると息子がいないことに気づき駅までの道のりを探索した。
息子は、途中で道が解らなくなり大声で泣きながら歩いているところを親切な方に保護された。
その間も、父と母は息子を探し回っていた。ご近所の方も一緒に探していただいたそうだ。
息子は、泣きやむと保護してくれた方に自分の名前と、私・妻・父・母の名前を教え、駅に爺がいてシルバーの1BOX(正確には車種名まで言ったそうだが)に乗っているので言ってほしいと言ったそうだ。
駅に行ったが車がないので、保護してくれた方は警察に行き連絡先を探してもらったとのこと。
警察には子供の名簿のような物があり、息子が言った名前から緊急先を割り出したが自宅には誰もいないので妻の実家に電話が言った。
産後の為帰省していた妻は警察からの電話に驚きながらも、私の母の携帯に連絡をして息子を連れに向かった。
警察から帰ってきた直後に私は駅に着き、携帯電話の着信履歴に驚いたわけだ。
本当に、奇跡的だった・・・・・・
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